[メイン] : x5 3d6 #1 (3D6) > 15[3,6,6] > 15 #2 (3D6) > 9[2,4,3] > 9 #3 (3D6) > 6[2,1,3] > 6 #4 (3D6) > 15[5,5,5] > 15 #5 (3D6) > 8[1,4,3] > 8

[メイン] GM : 準備がよろしければ教えて下さい

[メイン] 一刻道 : 教えよう

[メイン] GM : では…出航ですわ~!!!

[メイン] 一刻道 : 出航だァ~~~!!!

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : シャンクトゥルフ
「命のピアノ」

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 一刻道は小さなピアノカフェの店主「黒山 康介」に呼ばれて常連だけのパーティーへ出かける。

[メイン] 一刻道 : 「こういう場所はあまり縁が無いが呼ばれたのなら仕方ない。行くとしよう」

[メイン] GM : ピアノカフェのパーティーへ出かけた一刻道は店主の奏でる美しい旋律を聞きながら、都会の喧騒から抜け出したかのようなひと時を過ごす。

[メイン] GM : それほど広くない店内は落ち着いた雰囲気で、十人くらいの人がいる。

[メイン] GM : 一刻道の近くには、鶏のような髪型をした男と、その男と楽しげに話すグラマラスな美女、そして一人コーヒーを飲む老人の三人がいる。

[メイン] GM : 鶏のような髪型の男性がピアノの旋律を聴きながら周りの人たちと感想を言っている。

[メイン] 男性 : 「や、マジでいいわ。黒山さんの流れるような旋律とcon sentimento(コン・センティメント)の表現は他にはない魅力があるからよォ……そう思わねえか?」

[メイン] 女性 : その言葉にうんうんとうなずきながら
「本当にいい音だわ。なんていうのかしら、音が踊ってるみたいよね」

[メイン] 老人 : 穏やかに笑いながら
「ふぉっふぉっふぉ、いやぁ。黒山君のピアノはなんていうのかね、鬼気迫るものがあるのぉ」

[メイン] 一刻道 : 「確かにこうやって人を集めるだけの腕前はありますね」
適当に話を合わせる

[メイン] 男性 : 「おっ、兄ちゃん。若いのにわかるのかい?」

[メイン] 一刻道 : 「ええ、流石に技巧などの詳しいことはわかりませんが……いい音楽かどうかぐらいはわかるつもりです」

[メイン] 女性 : 「ふふっ、いいのよ。直感的にいいと思えるのは素晴らしいことだわ」

[メイン] 老人 : 「そうじゃそうじゃ」
うんうんとうなずきながら

[メイン] GM : ああ、本当にいい演奏だと一刻道が思っていると。まるで雲の中にいるように意識がふわふわとしてきて、そのまま目を閉じてしまう。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 次の目を開けると、そこは白い壁で囲まれた教会のような場所だった。

[メイン] 一刻道 : 「いつの間にか寝入って追い出されたか…?」
辺りを見回す

[メイン] GM : 見回すと、まず目につくのが大きな木だ。それは天井に向かって伸びている。
木が根をはっているのは大きな白いグランドピアノで、鍵盤の部分以外は殆ど木に飲み込まれている。
どこからか光が差し込み、一つの神聖な絵画のようにも見える光景だ。

[メイン] GM : そしてこの場所には、一人の白いワンピースを身にまとった茶髪の少女と、ひょろりとした黒い棒人間のような者がいる。二人は不思議そうにあなたを見ている。とはいえ黒い棒人間からは表情など読み取れないが。

[メイン] GM : 突然見知らぬ場所にいたという信じがたい事実からSANc(1/1d3)

[メイン] 一刻道 : CCB<=75 SAN (1D100<=75) > 50 > 成功

[メイン] system : [ 一刻道 ] SAN : 75 → 74

[メイン] GM : 部屋の左側に一つ、右側に一つ、石の階段があり、それぞれ別の部屋に繋がっているように見える。

[メイン] 少女 : 「あなたはだれ?」
一刻道の方にトコトコと歩いて向かい、キョトンとした顔でそう尋ねる。

[メイン] 一刻道 : (ふむ…現実にはありえないような存在がいるな。妖怪にでも化かされたとみてよかろう)
黒い棒人間を見て

[メイン] 一刻道 : (ならば元居た場所に戻るのは造作もないことだが……ここはひとつ付き合ってみるとするか)

[メイン] 一刻道 : 「私は一刻道、憑物落としの拝み屋ですよ」

[メイン] 少女 : 「わかった。いっこうどうくんだね。……おがみや?それってなに?」
ポカンとした顔をしてまた一刻道に問う。

[メイン] 一刻道 : 「そうだね。君にわかりそうな説明をすると……人に憑りついてるよくないものを退治する仕事だよ」

[メイン] 少女 : 「よくないものをたいじ……もしかして、おいしゃさん?」

[メイン] 一刻道 : 「それとは少し違う。お医者さんの仕事は悪いことが起きた人を治すこと。私の仕事はもう悪いことが起きないようにすることだね」

[メイン] 少女 : 「ううん…?」
困惑しながらも

[メイン] 少女 : 「よくわからないけど、いっこくどうくんはすごい人なんだね」

[メイン] 一刻道 : 「まあそう思ってくれるならそれでいいよ」

[メイン] 一刻道 : 「それじゃあ今度は私が聞こう。私のことばかり聞く君は一体どこの誰なんだい?」

[メイン] 少女 : 「わたし…わたし…わかんない」

[メイン] 少女 : 「わたしはあの窓から落ちてきた」
天井の方の窓を指差して

[メイン] 少女 : 「……それだけしか覚えてないの」

[メイン] 一刻道 : 「落ちてきた?」
窓の方を見る

[メイン] GM : 《目星》どうぞ!

[メイン] 一刻道 : CCB<=77 見聞色 (1D100<=77) > 67 > 成功

[メイン] GM : かなり上の方に窓があるのが見えるだろう。木の枝がそちらの方に向かって伸びているが、まだ届いていない。

[メイン] 一刻道 : 「かなり上の方にあるな。君はあそこから落ちてきて無事だったのか?」

[メイン] 少女 : 「うん。黒の人がたすけてくれたの」

[メイン] 一刻道 : 「受け止めてくれたのかい? それとも怪我したのを治してくれたのかい?」

[メイン] 少女 : 「そうだよ。落ちてきたわたしを受けとめてくれたの」
こくこくと何度も頷いて

[メイン] 一刻道 : 「なるほど…その後はどうしたんだい?」

[メイン] 少女 : 「ずーっとここにいるよ」

[メイン] 一刻道 : 「そうしたら私がいきなり現れたというわけか」

[メイン] 少女 : 「うん。ちょっとびっくりした」
ぜんぜんびっくりしていない顔でそう告げる。

[メイン] 一刻道 : 「わかった。それじゃあ黒い人とも話をしていいかい? ええと……」

[メイン] 一刻道 : 「その前に君をどう呼ぶかを決めないとね。ワンピちゃんでいいかい?」

[メイン] 少女 : 「……黒の人はしゃべらないよ」
「ずーっと黙ったままなの」

[メイン] 少女 : 「うん、いいよ。ワンピちゃんかわいい。うれしい!」
ほんのりと頬を赤くさせて、嬉しそうにしている。

[メイン] 一刻道 : 「気に入ってもらえたならよかった。やる前から決めつけるのもどうかと思うしとりあえず黒い人と話してみるとするよワンピちゃん」

[メイン] 一刻道 : 「というわけで君は誰なんだい? 黒の人くん?」
黒い人間に話しかける

[メイン] 黒の人 : ………。

[メイン] 黒の人 : 沈黙。

[メイン] 一刻道 : 「やはり喋らないか。ならばジェスチャーは出来るかね? できるなら何かしら動きを示してはくれないか?」

[メイン] 黒の人 : 一刻道にそう問われると、黒の人は自らの黒い指をわきわきと動かす。まるで鍵盤を弾いているように。

[メイン] 一刻道 : 「ピアニスト……ということかな?」

[メイン] ワンピちゃん : 「うん、そうだよ」
横からひょいっと顔を出して
「黒の人はね、ピアノをひくのがじょうずなんだよ」

[メイン] 一刻道 : 「ふむ……つまりここにはピアノがあるという事か」

[メイン] ワンピちゃん : 「うん。黒の人がひいてくれるよ」
そう言って、白いピアノの方を指差して

[メイン] 一刻道 : 「あそこか……だが教会にあるならオルガンなのでは…?」
そう思い目を凝らしてピアノを見つめる

[メイン] 一刻道 : 目星はできるかね?

[メイン] GM : 不要ですね
宣言だけでいいです

[メイン] GM : 艶々とした表面のグランドピアノだ。鍵盤以外は大木に飲み込まれているが、かなり立派なものであることはそれでもわかるだろう。

[メイン] 一刻道 : 「ふむ…音も聞いてみよう」
試しに鍵盤をいくつか押す

[メイン] GM : ポロン、ポロンとどの鍵も正常な音を奏でますね

[メイン] 一刻道 : 「なるほど……音は正常だな。黒の人くん、会ったばかりでぶしつけだが腕前を見せてはくれないかね?」

[メイン] 黒の人 : ………。

[メイン] 黒の人 : こくりと頷き、ストンとピアノの椅子に座って

[メイン] 黒の人 : 指を鍵盤に這わせていく。

[メイン] GM : それは黒の人の細い指先からは想像もつかないほど、力強く心を揺さぶる演奏だった。

[メイン] GM : ほろほろと音色がほどけて空中に溶けていく。鼓膜に響く音は、そのまま心臓にまで届いたのではないかと思うくらいに素晴らしい演奏だ。

[メイン] 一刻道 : この演奏と寝る前に聞いた演奏に似たような部分はあるかね?

[メイン] GM : 別の曲ですね
演奏の上手さも全然違いますね

[メイン] 一刻道 : 「なるほど……上には上がいたという事か」

[メイン] ワンピちゃん : 目を閉じて演奏に聴き入っている。

[メイン] 一刻道 : しみじみと曲を聴きながら大木を見る
目星は必要かな?

[メイン] GM : 《聞き耳》または《アイデア》ですね

[メイン] 一刻道 : CCB<=77 見聞色聞き耳 (1D100<=77) > 89 > 失敗

[メイン] GM : ピアノに根を張ったこの木はとても大きいことがわかる。

[メイン] 一刻道 : (ふむ大きいということはわかるが何か見落としている気がするな……)

[メイン] 黒の人 : 一曲弾き終わると立ち上がり、ぺこりとお辞儀をすると、ワンピちゃんの近くへと歩いて行く。

[メイン] GM : 《CON*4》判定どうぞ!

[メイン] 一刻道 : CCB<=9*4  (1D100<=36) > 19 > 成功

[メイン] GM : なにも

[メイン] ワンピちゃん : ワンピちゃんの方は少し顔色が悪くなってふらついている。

[メイン] GM : そして一刻道は木が少し成長していることに気付く。
この様子だとあと3曲くらいで木は窓につくだろうとわかる。

[メイン] 一刻道 : 「何だか知らんがゆっくりしている暇がない気がしてきたな。別の場所に行くとするよ」

[メイン] 一刻道 : 確か部屋の左右に階段があったはずだな。
右を登らせてもらうとするよ

[メイン] ワンピちゃん : 「うん。わたしはここにいるから、いつでも来てね」
バイバーイと一刻道に手を振っている。

[メイン] 一刻道 : 「ああ、おそらくまた会えるよ」
手を振り返し去る

[メイン] GM : では右の部屋に向かうと

[メイン] GM : その部屋は、蝋燭が光源の薄暗い部屋だ。
そこには蝋燭が置かれている机と、汚い猫の人形が置いてある椅子、そして大きな絵画、二つの窓がある。

[メイン] 仮面の人 : そして白いローブを目深にかぶった仮面の人物が立っている。

[メイン] 一刻道 : 「まあまずは挨拶と行きましょうか。私は一刻道、憑物落としの拝み屋ですよ。貴方は?」

[メイン] 仮面の人 : ゆっくりと一刻道の方へと歩いてきて、少し離れたところで立ち止まり

[メイン] 仮面の人 : 「演奏を止めて」
そう一言だけ告げる。

[メイン] 一刻道 : この部屋は静かなのかいGM?

[メイン] GM : そうですね

[メイン] 一刻道 : 「私には音は聞こえない。この部屋は静かだ。だが君には演奏が聞こえるというのかね?」

[メイン] 仮面の人 : 「そうじゃない。君は一刻道と言ったな?下の部屋で黒いやつがピアノを演奏していたのを君も聞いただろう?」

[メイン] 仮面の人 : 「あの演奏をやめさせて。きっとよくないことが起こるから」

[メイン] 一刻道 : ふむ…シャン物語の発動させ時かな?

[メイン] GM : 発動したらどうなるんです?

[メイン] 一刻道 : 演奏はすでに止まってることになる

[メイン] GM : いいですよ

[メイン] 一刻道 : CCB<=83 シャン物語 (1D100<=83) > 21 > 成功

[メイン] 一刻道 : 「待った。君は勘違いしてる。さきほど黒の人は
『一曲弾き終わると立ち上がり、ぺこりとお辞儀をすると、ワンピちゃんの近くへと歩いて行き、演奏をやめた』んだ」

[メイン] 仮面の人 : 「…そう、ならよかった」
「とにかく、もうこれ以上あの黒いやつに白いピアノを弾かせないで」

[メイン] 一刻道 : 「なぜだ? よくないことが起きると言ったがそれは私にとってか君にとってか?」

[メイン] 仮面の人 : 一刻道を指差して一本、自分を指差して一本、二本の指を見せて

[メイン] 仮面の人 : 「”ここは私たちのための空間ではない”」

[メイン] 一刻道 : 「なるほど。確かにここは私がいるべきところではないだろう。君も私と同じような経緯でここに来たのかね?」

[メイン] 仮面の人 : ゆっくりと左右に首を振って
「私にはわからない」

[メイン] 一刻道 : 「わからない? まあそりゃあそうだ。私は私がどうやって来たのかを話していない。ならばわかるはずがない。聞き方を変えよう。君のための空間とはどのような世界なのかね?」

[メイン] 仮面の人 : 「少なくともここではない」
「私が生きる場所はもっと別の場所のはず」

[メイン] 仮面の人 : 「…君だってそうじゃないのか」

[メイン] 一刻道 : 「確かに私も別の場所からここに来た。ならばやはり君と同じと言っていいだろうな」

[メイン] 一刻道 : 「私はここにいるのはなんとなくまずいと思ったからとりあえず内部を探索することにした。君も同じかい?」

[メイン] 仮面の人 : 「わからない。私は気付いたらここにいただけだから」

[メイン] 仮面の人 : 「ただ私には黒いやつの演奏を止めることができない。だから君に止めてもらうように頼んだんだ」

[メイン] 一刻道 : 「なぜそう言い切れる?」

[メイン] 仮面の人 : 「…それもわからない。直感と言ったところだろうか」

[メイン] 一刻道 : 「そうかい。なら仕方ないね」

[メイン] 一刻道 : 「それじゃあこの部屋を調べてもいいかな?」

[メイン] 仮面の人 : 「構わない。好きにして」

[メイン] 一刻道 : 「なら好きにさせてもらおう」
ろうそくを調べてみよう

[メイン] GM : 煌々と燃えていて。なぜか燃え尽きる様子はない。

[メイン] 一刻道 : では机を見よう

[メイン] GM : 特に何もない年季の入った机だ。

[メイン] 一刻道 : 猫の人形

[メイン] GM : じっくり見ていると動き出すようなそんなおぞましい心地になる。SANc(0/1)

[メイン] 一刻道 : CCB<=74 SAN (1D100<=74) > 34 > 成功

[メイン] 一刻道 : 「いかにも動きだしそうな人形だが……動くわけがない」

[メイン] 一刻道 : 絵画を見よう

[メイン] GM : まるで入れそうなほど本物そっくりな通路の絵が描かれている。

[メイン] 一刻道 : 「いかにも動きそうな人形にいかにも入れそうな通路の絵か……」
猫の人形を通路に入れようとする

[メイン] GM : 絵だからもちろん本当に通路があるわけではなく、むぎゅっと人形が潰れる。

[メイン] 一刻道 : 「まあそりゃそうか」
二つの窓を見よう

[メイン] GM : 窓の外は濃い霧で見えない。
《聞き耳》どうぞ!

[メイン] 一刻道 : CCB<=77 見聞色聞き耳 (1D100<=77) > 21 > 成功

[メイン] GM : ──ピーッ──ピーッ

[メイン] GM : ──カチャンッ

[メイン] GM : ──ガヤガヤ

[メイン] GM : かすかに心電図の音や金属音、人の声などが聞こえる。

[メイン] 一刻道 : 「さてと一通り部屋は調べさせてもらった。後は最後に一つ聞くとしよう」

[メイン] 一刻道 : 「君の名前は何だ? なぜ仮面をかぶっている」
仮面の人に尋ねる

[メイン] 仮面の人 : 仮面の奥からじっと一刻道を見つめて

[メイン] 仮面の人 : 「…私の名はわからない。仮面を被っているのは……言えない」

[メイン] 一刻道 : 「それは取ってはいけないものということか?」

[メイン] 仮面の人 : 「……そうじゃない。できれば見せたくないだけ」

[メイン] 一刻道 : 「ならそのままでいいよ。私はこれで失礼する。もう一つの部屋も調べたいのでね」
そう言ってこの部屋を出ていく

[メイン] 仮面の人 : 「……わかった。演奏の方は頼んだ」
こくりと頷いて、一刻道を見送る。

[メイン] ワンピちゃん : 一刻道が部屋を出るとワンピちゃんが駆け寄ってくる。

[メイン] ワンピちゃん : 「…だ、大丈夫だった?」

[メイン] 一刻道 : 「どうしたんだい? 何か心配なことでも起きたのかな?」

[メイン] ワンピちゃん : 「いま、いっこくどうくんが出てきた部屋、仮面の人がいたでしょ?」

[メイン] ワンピちゃん : 「あの人、わたしをいじめるから…いっこくどうくんもいじめられたんじゃないかって…」

[メイン] 一刻道 : 「私はいじめられなかったよ。仮面の人はどういうふうに君をいじめるんだい?」

[メイン] ワンピちゃん : 「『イライラする』とか、『しんじられない』とか…とにかくわたしを怒るの」

[メイン] 一刻道 : 「怒ってどうするんだい?」

[メイン] ワンピちゃん : 「…それだけ」
「すぐに黒の人が助けてくれるから、手を出されたことはないよ」

[メイン] 一刻道 : 「へ~そりゃあかっこいいね。黒の人はどうやって助けてくれるのかな?」

[メイン] ワンピちゃん : 「わたしと仮面の人のあいだに割って入るの」
「だから仮面の人もそれ以上はなにもしないよ」

[メイン] 一刻道 : 「結構簡単に引き下がるんだなァ…黒の人を怖がってるのかもね」

[メイン] ワンピちゃん : 「そうなのかな?…でも残念だなぁ」

[メイン] ワンピちゃん : 「…黒の人、すっごく優しいのに」
「仮面の人もいっしょに演奏をきけばわかってくれるのかなぁ…」

[メイン] 一刻道 : 「あの人は演奏が駄目だって言ってたからその可能性は低いだろうね。まあ他のことでわかってくれるかもしれないさ」

[メイン] ワンピちゃん : 「…うん。そうだね」

[メイン] 一刻道 : 「じゃあ私はもう一度ここを出るよ。またね」
そう言って左の階段へと向かう

[メイン] ワンピちゃん : 「うん。バイバーイ」
大きく手を振って一刻道を見送る。

[メイン] GM : では左の部屋へ向かうと

[メイン] GM : そこにはたくさんの本が鉄でできた本棚に置かれている。部屋には本棚と机、ぼんやりと光る電球、そして小さな木の椅子がある。ピアノの間と比べるとやや薄暗い印象を受ける。
本はどれも分厚い本で、床にも何冊かつまれていた。

[メイン] 一刻道 : まずは部屋全体を見よう

[メイン] GM : 壁に貼り付けられている紙に気が付くだろう。
そこには何かのデータが書かれており、誰かのカルテであるとわかる。
書かれている年齢などからするに、幼い女の子のカルテのようだ。名前の部分はぼかされていて読み取ることができない。
《目星》どうぞ!

[メイン] 一刻道 : CCB<=77 見聞色 (1D100<=77) > 35 > 成功

[メイン] GM : 机の下にもう一枚紙があることに気付く。
それもカルテで、しかし今度は青年のものだとわかる。
両方のカルテに《医学》を振れますね

[メイン] 一刻道 : 医学は振れないなあ
仕方ない本棚を見るとしよう

[メイン] GM : 大半の本にはピアノの譜面が書かれていることがわかる。
《図書館》どうぞ!

[メイン] 一刻道 : CCB<=80 図書館 (1D100<=80) > 84 > 失敗

[メイン] 一刻道 : 🌈

[メイン] GM : これと言った本は見つからず

[メイン] 一刻道 : 「あーどれもこれも面白いなぁ」
いちいち全部読んでてちっとも進まない

[メイン] GM : しばらくして

[メイン] ワンピちゃん : 「あっ、いたー!」
黒の人といっしょにワンピちゃんが部屋に入ってくる。

[メイン] 黒の人 : ………。

[メイン] 一刻道 : 「おや、どうしたのかな?」

[メイン] ワンピちゃん : 「遅いからちょっと気になったの」
「それと黒の人も新しい楽譜を読みたそうだったから」

[メイン] 黒の人 : ………。

[メイン] 一刻道 : 「なるほどいつの間にか本に夢中になってて時間が経つのを忘れてしまったようだね」

[メイン] 一刻道 : 「どうも私がやるといちいち全部読み出し始めがちだ。少し助けてくれないかな?」

[メイン] ワンピちゃん : 「いいよ~」

[メイン] ワンピちゃん : そう言って床に積み上がった本を見て

[メイン] ワンピちゃん : じとーっと黒の人を睨んだあと、呆れたようにため息を吐いて片付け始める。

[メイン] 黒の人 : 黒の人はそんなワンピちゃんを見て一つ本を手に取って小さな椅子に座り読み始めた。

[メイン] ワンピちゃん : 「黒の人はとても怠け者、わたしが片づける」

[メイン] ワンピちゃん : CCB<=55 図書館 (1D100<=55) > 86 > 失敗

[メイン] ワンピちゃん : 「重い……」
ふらふらしながら本を本棚へしまっていく。

[メイン] 一刻道 : シャン物語使って失敗を成功にしていい?

[メイン] GM : 1/2で振って成功ならいいですよ

[メイン] 一刻道 : CCB<=83/2 シャン物語 (1D100<=41) > 99 > 致命的失敗

[メイン] 一刻道 : 🌈🌈🌈

[メイン] ワンピちゃん : 「うんしょ、うんしょ…」
ぎゅぎゅっと本棚に本を押し込んでいると

[メイン] GM : 一冊の本が押し出され、一刻道の脳天へと直撃する。
HP-1

[メイン] system : [ 一刻道 ] HP : 9 → 8

[メイン] 一刻道 : 「うぐっ……痛たたた……おや…これは?」
脳天に直撃した本を手に取る

[メイン] GM : それは黒い背表紙の本だ。
その本の題名は「木の成長」

[メイン] ワンピちゃん : 「わっ!?ご、ごめんなさい」
「…大丈夫?」
すぐに一刻道の元へ駆け寄って、本が当たった部分に手を添える。

[メイン] 一刻道 : 「ああ大丈夫だ。心配させてすまないね。面白そうな本も見つけたから気にしないでいい」

[メイン] ワンピちゃん : 「…ん。でも、ごめんね」
優しくさするように撫でて

[メイン] 『木の成長』 : ここは君のための場所。木を成長させるのは水のような旋律、跳ねるピアノの音のみ。 木を育てないと君は外に出られないよ。命の音を集めて外へ出たら、自由だ。 けして、けして木を伐らせてはいけないよ。木を伐ってしまったらもう、出られないからね。 もう少しで、木は育ち切るだろう

[メイン] 一刻道 : 「命の音か……」

[メイン] ワンピちゃん : 「……?」
横から本をのぞき見ていたが、内容が難しくぜんぜんわかっていない様子。

[メイン] 一刻道 : 「わからないかな? 私もわからない」

[メイン] ワンピちゃん : 「あはは~っ、いっしょだ~!」
少しだけ頬を緩ませて微笑む。

[メイン] 一刻道 : 「どうやらこれはわからない本のようだ。元の場所にしまっておこう」
そう言ってしまう

[メイン] 一刻道 : 「さて……医学書はあるかな?」

[メイン] GM : 図書館1/2の成功で見つかってもいいです

[メイン] 一刻道 : CCB<=80/2 図書館 (1D100<=40) > 70 > 失敗

[メイン] ワンピちゃん : CCB<=55/2 図書館 (1D100<=27) > 35 > 失敗

[メイン] ワンピちゃん : 「う~ん…音楽の本ばかりだね」

[メイン] 一刻道 : 「うむ、どうやら本棚には無さそうだな。このカルテも医学書があればわかると思うんだがな……」
そう言って見せる

[メイン] ワンピちゃん : 「…これ、なに?」
見せられたカルテを怪訝な目で見つめて

[メイン] 一刻道 : 「この部屋で見つけたカルテだよ。お医者さんの診断書だね。私にはそれ以上のことはわからない」

[メイン] ワンピちゃん : 「…字がいっぱい…難しい」
ワンピちゃんもわからないようで目をグルグルさせている。

[メイン] 一刻道 : 「まあワンピちゃんに分かるはずもないか……いや待てよ? あの仮面の人ならば……」

[メイン] 一刻道 : 「聞きに行ってこよう」
カルテと「木の成長」を持って仮面の人の部屋に行く

[メイン] ワンピちゃん : 「行ってらっしゃーい。わたしと黒の人はピアノの部屋に戻ってるね」
そう言って一刻道を見送る。

[メイン] 仮面の人 : 一刻道が部屋に入ると、また少し距離を置いた位置まで歩いてくる。

[メイン] 一刻道 : 「君に聞きたいことがある。まずこのカルテの内容だ。君はわかるはずだ」

[メイン] 一刻道 : そう言って見せる

[メイン] 仮面の人 : 黙ってカルテを受け取って内容を読む。

[メイン] 仮面の人 : 「…どうしてこんなものが」

[メイン] 一刻道 : 「左の部屋の壁に貼られてたのを私が持ってきた」

[メイン] 仮面の人 : 「……なぜそんな場所に?」
「まあいいか」

[メイン] 仮面の人 : 「君はこの内容を知りたいの?」

[メイン] 一刻道 : 「ああ。だからこそ君に見せに来たのだよ」

[メイン] 仮面の人 : 「…これは心臓病患者のものだ」

[メイン] 仮面の人 : 「少女の方が心臓病で心臓移植を受けた」
「青年の方がその心臓移植に自らの心臓を提供した」

[メイン] 仮面の人 : 「これにはそう書いてある」

[メイン] 一刻道 : 「なるほど、ありがとう。話は変わるが君は演奏が続いたとき何が起きるか知ってるのかね?」

[メイン] 仮面の人 : 「知っている。木が生長するのを見たからね」

[メイン] 一刻道 : 「命が吸われたのだね? おそらく仮面をかぶった理由もそれが原因ではないかな?」

[メイン] 仮面の人 : 「…それは…君の好きに解釈してくれて構わない」

[メイン] 一刻道 : 「まあいいだろう。とにもかくにも演奏して木を育てるのは我々にとってまずい結果が起きる可能性が高い」

[メイン] 仮面の人 : こくりと頷いて
「だから止めて欲しいと頼んだ」

[メイン] 一刻道 : 「だがそれならどうやってここから出る? ずっと演奏せずにここにいるつもりでもないだろう?」

[メイン] 仮面の人 : 「木が生長しきる前に天井の窓から出るか、あるいは…」

[メイン] 一刻道 : 「ほかの道を知ってるのかね?」

[メイン] 仮面の人 : 「“ここは私たちのための空間ではない”と言ったのはまだ覚えてる?」

[メイン] 一刻道 : 「ああ」

[メイン] 仮面の人 : 「つまりは誰かの空間だということで、その誰かは命を吸い上げている」

[メイン] 仮面の人 : 「その命を吸い上げるものを壊せば…この空間自体も消えてなくなる可能性がある」

[メイン] 一刻道 : 「だから君はワンピちゃん……あの女の子につらく当たってたのか」

[メイン] 仮面の人 : 「…それは違う」
「状況もわからず脳天気にいるのが許せなかっただけ」

[メイン] 一刻道 : 「違っていたか……ふと思ったがこの部屋の窓から逃げようとは思わなかったのか?」

[メイン] 仮面の人 : 「この部屋の窓は開かない。何度も試したけどダメだった」

[メイン] 一刻道 : 「試してみよう」
開けようとする

[メイン] GM : この窓はどうしたって開かない。壊せない。

[メイン] 一刻道 : 「なるほど……」

[メイン] 一刻道 : 「なあ君、この本を音読してくれないか?」
そう言って木の成長を差し出す

[メイン] 仮面の人 : 本を受け取って内容に目を通しながら一言一句漏らさず朗読する。
「『ここは君のための場所。木を成長させるのは水のような旋律、跳ねるピアノの音のみ。 木を育てないと君は外に出られないよ。命の音を集めて外へ出たら、自由だ。 けして、けして木を伐らせてはいけないよ。木を伐ってしまったらもう、出られないからね。 もう少しで、木は育ち切るだろう』」

[メイン] 一刻道 : 「内容は同じか……」

[メイン] 仮面の人 : 「ここは私たちのための空間ではなく、木を生長させることが何者かをここから出すための手段だとこの本にも書いてあるんだね」

[メイン] 一刻道 : 「ああ、私も黒い服を着てるのでね、万が一で私のための場所の可能性も考えたがやはりそれはなさそうだ」

[メイン] 仮面の人 : 「そもそも君はピアノを弾けるの?」

[メイン] 一刻道 : 「鍵盤を押すことはできるが満足な演奏はできないだろうね」

[メイン] 仮面の人 : 「…そのことからも、ここが君のための空間ではないと推察できる」

[メイン] 一刻道 : 「なるほど君は黒の人を疑っているわけだね」

[メイン] 仮面の人 : 「今この空間にいる中でピアノを弾けるのはやつしかいないからね」

[メイン] 一刻道 : 「ふむ……だがここは彼のための空間でもないという気が私はするね」

[メイン] 仮面の人 : 「…というと?」

[メイン] 一刻道 : 「この空間で得をするのは誰かということさ。私はあの木そのものを疑っている」

[メイン] 仮面の人 : 「そうかもしれないね。今読ませてもらった本にも、木については念入りに書いてあった」

[メイン] 一刻道 : 「うむ、君と話すことで方針は固まった。私はその方向で動くことにするよ」
そう言って蝋燭を取る

[メイン] 仮面の人 : 「…私も一緒に向かおうか?」

[メイン] 一刻道 : 「ああ、その方がいいだろうね」

[メイン] 仮面の人 : 「ではお言葉に甘えさせてもらうよ」

[メイン] 一刻道 : 「では行く前に、もしダメだった場合に備えて君が誰だったかを教えよう」

[メイン] 一刻道 : 「おそらく君は医者だ。そのローブは白衣で胸の飾りは聴診器だ、あのカルテは君が持ってきたんだよ」

[メイン] 仮面の人 : 「………そう」

[メイン] 仮面の人 : 「私はどう認識されても構わない」

[メイン] 一刻道 : 「ならば私も当たったか外れたかは君の認識に任せよう。それでは行くよ」

[メイン] 仮面の人 : こくりと頷いて、一刻道の後に続く。

[メイン] ワンピちゃん : 一刻道の足音が聞こえて、そちらの方に駆け寄るも

[メイン] ワンピちゃん : 「…あっ」
一刻道の後ろにいる真っ白な人物が目に入ってぴたりと足を止める。

[メイン] 仮面の人 : ワンピちゃんの方にチラッと視線だけ向けるだけでなにも言わない。

[メイン] 一刻道 : 「安心したまえワンピちゃん、今回のこの人はキミを怒りに来たのではない」

[メイン] ワンピちゃん : 「そう、なの?」
おそるおそるといった様子で

[メイン] 仮面の人 : ワンピちゃんに向けていた視線を逸らして

[メイン] 仮面の人 : 「…時間が惜しい。一刻道、今はやるべきことを」

[メイン] 一刻道 : 「ええ。そうしましょう」

[メイン] 一刻道 : CCB<=83 シャン物語 (1D100<=83) > 50 > 成功

[メイン] 一刻道 : 「まず私は常々おかしいと思っていた」

[メイン] 一刻道 : 「なぜここにピアノがあるのかとね」

[メイン] 一刻道 : 「いいですか。ここはおかしなところは多々あれ誰がどう見ても教会です。皆さんもそう思いますよね?」

[メイン] ワンピちゃん : ポカーンとしている。

[メイン] 黒の人 : ………。

[メイン] 仮面の人 : 黙って様子をうかがっている。

[メイン] 一刻道 : 「反応が無いですがまあ肯定とみなしましょう。ここは教会です」

[メイン] 一刻道 : 「ならばあれがないのはおかしいんです。私は散々探しましたが見つかりませんでした」

[メイン] 一刻道 : 「オルガンです。教会にはオルガンが必要なんですよ。讃美歌の旋律を弾くためのね」

[メイン] 一刻道 : 「なのにピアノはある。いやみんなピアノと言ってるものがある」

[メイン] 一刻道 : 「私は今になってなぜこれをピアノと認識してたかがわかりません。真っ白いピアノなんて私は見たことが無い」
そう言って真っ白なピアノと呼んでたものを指す

[メイン] 一刻道 : 「そもそもだ。大木の根が張って満足に音が出せるピアノなんてこの世にはありえない」

[メイン] 一刻道 : 「ならば答えは一つ、これは大木の根が張ったピアノではないのです」

[メイン] 一刻道 : 「この大木に見えるものはパイプです」

[メイン] 一刻道 : 「私が目を覚ました時に見たもの。それはピアノではなく『天井までパイプが伸びたパイプオルガン』だったんですよ」

[メイン] GM : 一刻道がそう強く発言すると、白いピアノは……

[メイン] GM : そのままで、ワンピちゃんがパイプオルガンへと姿を変えました。

[メイン] 一刻道 : 「なるほど。君こそがパイプオルガンだったというわけか。ならば弾けるはずだ。黒の人君。君が弾くべきはこちらだよ」
そう言ってパイプオルガンを示す

[メイン] 黒の人 : ………。

[メイン] 黒の人 : ふざけるな!元の戻せと抗議の視線を送る。

[メイン] 一刻道 : 「ふむ…元に戻せか。そうだな元に戻すべきだろう」

[メイン] 一刻道 : 「ここにパイプオルガンは出現した。つまりあの大木のようなものはパイプでも何でもないということが分かったわけだ。そうなると元々ここには無い不要な何かだ」

[メイン] 一刻道 : 「不要なものは除かないとな」
そう言って大木のようなものに蝋燭の火を近づける

[メイン] GM : 蝋燭の火を近づけるも、燃え移ることはない。
いや、どうやっても燃えない。

[メイン] 一刻道 : 「これはおかしいな。有機物であるなら燃えなくとも焦げるなりあるはずだ。金属だって煤ぐらいはつく」

[メイン] 一刻道 : 「ああそうか。わかったよ。元から存在しないんだよ。考えてみれば私が見たピアノのようなものはあそこでパイプオルガンになった。ならばここにピアノのようなものが存在するはずがない。君は最初からいなかったんだな」

[メイン] 一刻道 : 「いないものが燃えるわけがない。私としたことが馬鹿なことをしたね」
そう言って大木があったはずの空間に手をすっと入れる

[メイン] 一刻道 : 「ほら、いなかった」

[メイン] 一刻道 : 「じゃあ変な大木もどきはいなくなったから戻っていいよワンピちゃん。黒の人はそっちの姿の方が好きみたいだからね」

[メイン] 一刻道 : というわけで戻すことにした
ED入っていいです

[メイン] GM : 一刻道の発言と共に、ワンピちゃんは元の姿に戻り、そして……

[メイン] GM : 白いピアノに生えていた大木は忽然と姿を消す。

[メイン] GM : その瞬間、一刻道の視界がぐらりと揺らいだ。

[メイン] GM : 徐々に視界が暗くなっていく中で、黒の人がワンピちゃんに手を伸ばして、一瞬笑ったように見えた。

[メイン] GM : そして、仮面の人が自分の仮面に手をかけて

[メイン] 仮面の人 : 「…ありがとう。いっこくどうくん」

[メイン] GM : ワンピちゃんと瓜二つの顔がニコリと微笑んだところで、一刻道は完全に意識を失った。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 目を覚ました一刻道がいたのは、病院のベットの上だった。よく知る病院だ。

[メイン] GM : やってきた看護婦に話を聞くと、パーティーの途中に貧血で倒れたらしい。

[メイン] GM : 看護師と話をしていると、急にあわただしくなってきた。どうにも今まで意識不明だった患者の意識が戻ったのだという。

[メイン] GM : 会いに行きますか?

[メイン] 一刻道 : やじ馬根性で見に行ってみるか

[メイン] GM : 向かうと、そこにいたのは……

[メイン] 黒山アリス : あの空間で出逢った少女だった。

[メイン] 黒山アリス : ただ、彼女の名前は黒山アリス。
一刻道をピアノパーティーに招いた黒山康介の一人娘だとわかる。

[メイン] 黒山アリス : 一刻道が視界に入ったようで、そちらの方に視線を向けてニコリと笑顔を見せる。

[メイン] 一刻道 : 「おや、私を見て怖がらないとは珍しいね」

[メイン] 黒山アリス : 「…こわがる?どうして?」
キョトンとした表情で見つめて

[メイン] 一刻道 : 「どうも子供に好かれるような顔つきじゃないらしくてね。私に会った子供はだいたい怖がるのさ」

[メイン] 黒山アリス : 「…そうなの?」
「わたしには優しそうなお兄ちゃんに見えるよ」
ニコッとまた笑顔を見せて

[メイン] 一刻道 : 「そうかい。なら私もまだまだ捨てたもんじゃないな」
そう言って慣れてないようなニコっとした表情を見せる

[メイン] 黒山アリス : 「えへへ……ん、なんだかわからないけど、お兄ちゃんの笑顔見てたら嬉しくなってきちゃった」
少し照れたようにしながら

[メイン] 黒山アリス : 「わたしずーっと病気で眠ってて、その間夢を見てたの」
「白いお部屋で、ピアノを聞いたり、本を読んだり…」

[メイン] 一刻道 : 「それは楽しそうな夢だね」

[メイン] 黒山アリス : 「うん!とっても楽しい夢。それでね…」

[メイン] 黒山アリス : 「それで……あれ?」

[メイン] 黒山アリス : 「ごめんね。途中までは覚えてるんだけど、最後どうなったか思い出せないや」

[メイン] 一刻道 : 「夢ってものはそういうものだから気にしなくていいんだよ。きっと楽しく終わったと思うよ」

[メイン] 黒山アリス : 「…うんっ!」
一刻道のその言葉に大きく頷いて

[メイン] 一刻道 : 「じゃあ私はやじ馬も終わったしこれで自分の病室に帰るよワンピちゃん。ちゃんと治療は受けないとね」

[メイン] 黒山アリス : 「うん!お話しに付き合ってくれてありがとう!バイバーイ!」

[メイン] 黒山アリス : ワンピちゃんと言われたことに一切違和感を抱かず、両手をブンブンと振りながら一刻道を見送る。

[メイン] 一刻道 : 「じゃあね」
そう言って後ろ手で手を振って病室へと戻っていった

[メイン] 一刻道 :  

[メイン] 一刻道 :  

[メイン] 一刻道 : 病室では特にやることもなく暇を持て余す。
このままいけば順調に退院できるだろう

[メイン] 一刻道 : 「それにしても貧血か……我ながら精進が足りんな」

[メイン] 一刻道 : 今回起きたことの説明に妖怪や怪異を出す必要はない。
勝手に夢を見て、よく似た少女に出会ったというだけのことだ

[メイン] 一刻道 : 「やはり世の中に不思議なことなどないな」

[メイン] 一刻道 : 「いや一つだけ……」

[メイン] 一刻道 : それは貧血になったときの勝手な夢のはずなのになぜだかやけに自分の気分が充実しているということだ

[メイン] 一刻道 : 「体調を取り戻して気分がよくなったとしてもいいが…まあこれぐらいの不思議はあってもいいだろう」

[メイン] 一刻道 : 「まったく……不思議な気分だなあ……」

[メイン] 一刻道 : そうして病室での時間はゆったりと過ぎていった

[メイン] 一刻道 : 終わり

[メイン] GM :  

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[メイン] GM : シャンクトゥルフ
「命のピアノ」

[メイン] GM : ED1「affettuoso」

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[メイン] GM : 宴ですわ~!!!

[メイン] 一刻道 : 宴だァ~~~!!!!